現代日本においてインターネットは生活に欠かせない必須ツールとなっています。
またソーシャルネットワークサービスや、オンライン通販、オンライン銀行の発達などにより重要なデータは全て携帯電話やパソコンに入れてあるという人も少なくありません。
それだけにクレジットカード番号などを含む個人情報を盗もうとするハッカーたちによる、サイバー犯罪は近年急増しています。

その中でも注意するべきなのがソフトウェアによるセキュリティ侵害です。
これは単純にウィルス単体をダウンロードさせようとするのではなく、動画再生やダウンロード支援、特定の拡張子のファイルを開くリーダーといった、ユーザーの利便性を向上させるプログラムの中に、個人情報を盗み出したり仮想通貨をマイニングさせるような仕掛けを施しておくという方法です。
この手口の厄介なところはユーザーが自分自身の手でプログラムをダウンロードし、データをインストールしているので、被害にあっていることに気が付きにくいという点にあります。

また最初にプログラムがリリースされた時には安全だったものが、悪意ある開発者によるアップデートやハッキングによって、悪意ある機能が追加されることもあり、こうした経緯を辿ったプログラムはITメディアなどが過去に紹介している記事が上位に検索されるため、危険なものではないとユーザーと考えてインストールされやすいです。
こうしたソフトウェアによるセキュリティ侵害を防ぐことは、極めて困難ですが被害を拡大させないために出来ることはいくつかあります。
まずウィルイス対策ソフトは常に最新の状態にしておきましょう。
これだけでも相当な数の危険を事前に察知することが可能です。
次に出来るだけIT系メディアのニュースを定期的にチェックする習慣をつけることが大切です。
多くのユーザーが利用しているプログラムの中に、ウィルスが仕掛けられていたことが発覚すると、ITメディアは記事にして注意を促してくれます。