個人でも企業でも、不正アクセスを防ぐ事は、情報資産や個人情報を守るためには非常に重要です。しかし一言で不正アクセスといっても様々な手口がありその手口も巧妙になっていることから、さらなる対策が求められます。保有する情報端末の数や種類なども増えてきているので、それぞれに必要なインターネット セキュリティ対策をしっかりと把握する必要があるでしょう。
そもそも不正アクセスとはどのようなものなのかというと、本来であればそのシステムに対してアクセスが許されていないのにもかかわらず、不正にアクセスすることを指しています。多くの場合情報を盗み取ったり破壊するなどの行動が伴います。不正アクセスの例に挙げられることとしては、まず侵入行為が挙げられます。権限を与えられていないのにもかかわらず、不正に接続することで、パスワードの解読を試みる等を始めとし、侵入しようとする行為自体が該当します。そして不正アクセスを助長する行為です。他人のIDやパスワードなどを第三者に提供するものなどが該当するでしょう。他人のIDとパスワードを使い第三者になりすましてシステムにアクセスするものがなりすまし行為です。その他にも様々な手口で不正アクセスが行われています。
このような不正アクセス 対策はどのように行えば良いのかというと、情報端末の種類ごとに異なります。まず最初に業務用パソコンの場合には、必要な対策としては、OS更新やソフトウェアのアップデート等が確実に行われるように、管理や実行することが大切です。セキュリティ機能対策ソフトを導入した上で、こちらも定期的にアップデートできるように管理をしておきましょう。個人用パソコンの場合には、自分の身は自分で守らなければならないという認識を強く持ちましょう。認証手段を強力に設定することが最優先であり、パスワードは記号と数字などを含む15文字以上にするなど、より複雑にすることが求められます。またこれに合わせて顔認証や指紋認証などでアクセス制限がかかるように組み合わせると、なお強固なものとなります。そして業務用スマホを使う場合には、定められたルールを守ることが前提です。従業員に対し教育を通して意識を高められるようにしましょう。スマホは持ち歩いて利用するので、紛失対策も重要です。そして個人用スマホですが、近年ではSNSが大きく普及したことで、個人情報が大量に詰まっています。写真だけでも重要な情報が紛れ込んでいる可能性もあるため、自分の身は自分で守る意識を強く持ちます。アプリを利用する際にも手間がかかるもののメールを使ったワンタイムパスワードなどを使うことを心がけましょう。